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VR活用

小売り×VRの活用事例

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今日Eコマースの分野は大きな市場規模を誇っていますが、そんなEコマースの分野にもXRを活用する事例が出てきています。XRを活用しリアルな買い物に近い体験をバーチャルで再現できればわざわざ、遠くの店舗に行かずに家にいながらでもショッピングを楽しむことができます。Eコマース×XRの活用事例を紹介していきます。

1 : アリババ BUY+

アリババグループのTaobaoは、「BUY+」というVRコマースを提供しています。

「BUY+」の動画ではモバイルVRヘッドセットを装着したユーザーが店内を歩き回ったり、商品を手にとって触ったりして確かめる様子が見て取れます。アリババのCMOであるChris Tung氏は、「BUY+はVR/AR技術によって、一歩上のショッピング体験を実現する。このサービスがVR市場を成長させる鍵を握っている」とコメントしています。

参照: アリババ BUY+

 

2 :  eBay「VR百貨店」

eBayはオーストラリア大手小売業者のマイヤー社と提携し、世界初の「VR百貨店」を提供しています。eBayのVR百貨店では、映像にあるように専用VRヘッドセット「ショップティカル」を通して、マイヤー社ストア内で、12,500以上の商品を3Dで閲覧でき、デザインや質感など確認することができます。さらに、VR百貨店は、APIで、マイヤー社の取扱商品、価格、在庫情報がリアルタイムに繋がっているため、常に最新情報が表示され、ユーザーがほしい商品、情報をリアルタイムで入手できます。

参照: eBay

 

3 :  ディオール(Dior)

ディオール(Dior)のVRストアは、同社のフランス語版ウェブサイトを訪れたユーザーに360°の3D eコマース体験を提供します。ユーザーはメゾンクリスチャンディオール(MasonChristian Dior)の香水、ソープ、キャンドル、ローション類をバーチャルに見て回り、気になる商品を拡大して確認し、同ブランドのオンラインショップで購入できます。

参照: ディオール(Dior)

 

4 : STYLY



株式会社Psychic VR Labは、株式会社パルコと共同で、「2020年の買い物体験」をテーマにしたVRショッピングコンテンツを開発しました。

本コンテンツは、様々な洋服が展示される空間を自動的に進んで行きます。途中、気になった服があればコントローラーから伸びるポインターを当てて、クリックするとLikeマークが表示されます。Likeマークが表示された服は、最終的にたどり着く展示空間に並べられ、友人同士でコミュニケーションを取りながらVR空間内でショッピングを体験することができます。

 参照: STYLY

 

5 : VR PARCO

株式会社パルコと株式会社VOYAGE GROUPは、Web上で店頭商品の取り置き・購入ができるサービス「カエルパルコ」において、VRでお買物ができるVRショッピング「VR PARCO(ブイアールパルコ)」を期間限定でオープンしました。お客様は、実際にパルコの店内を見て歩き、購入するように、スマホやPCから閲覧し、バーチャルショッピングを楽しむことができます。

参照:VR PARCO

 

6 :バーチャルマーケット

バーチャルマーケットはソーシャルVRサービス「VRChat」のバーチャル空間に作られた特設会場に3Dアバターや3Dモデルが展示され、来場者は自由に試着、鑑賞、購入ができるサービスです。膨大な数の個人サークルのほか、有名な企業も多数出展。入場無料、かつ期間中は24時間いつでもアクセスできることから、昼夜を問わず大勢が訪れ、賑わいを見せています。3Dデータ商品の売買を目的にはじまった「バーチャルマーケット」ですが、大手企業の参入などによりリアル商品の販売も充実し始めています。

参照: バーチャルマーケット

 

7 : @cosme TOKYO -virtual store-

KDDIと美容情報サイト「@cosme」(アットコスメ)を運営するアイスタイルは化粧品を扱うバーチャル店舗「@cosme TOKYO -virtual store-」をVR空間上でオープンしました。「au XR Door」(iOS/Android、無料)からアクセスでき、アプリのコンテンツ一覧から「@cosme TOKYO」をタップしスマホを空間にかざすと、画面上にARドアが出現します。画面をタップするとARドアが開き、バーチャル店舗のVR空間に入れます。スマホをのぞき窓のようにして売り場をさまざまな角度から見られる他、売り場に近づくと実店舗のような手書きの商品説明を確認できます。

参照:@cosme TOKYO -virtual store-

 

8 : Champs Sports

米国のスポーツ小売店Champs Sports(チャンプス・スポーツ)は、スナップチャットを用いたAR試着をスタートしました。ユーザーはスナップチャットのアプリを起動、自身の足にスマートフォンのカメラをかざすと、ARでスニーカーを履いたときの様子を確認できます。商品が気に入れば、”Shop Now”のボタンをタップして購入できます。

参照:Champs Sports

  

9 : NIKE

Nike社は、古くから最先端の技術を販売促進に活用することで知られる企業です。

フランスのテクノロジー企業である「SmartPixels」と提携しシューズのAR展示を行いました。このARシステムは、拡張現実とホログラムの技術を使用し、ベースとなる無地のシューズにAR技術を加味することができます。タプレット端末を通じて、異なるカラーやデザインのシューズをARの世界で鑑賞することが可能となり、消費者が商品を気に入れば購入することができます。

参照: NIKE

 

まとめ

このようにEコマースの分野でもVRやARなどのXR領域の活用が進んでいます。従来のオンラインショッピングの場合ユーザーは大量の商品を比較し安いものを買うことができるという利点がありますが、XRを用いたショッピングの場合は買い物を「楽しい」と感じられることが利用者のメリットとなりえます。一方で企業側からすればオンライン販売でありながら現実と同じような質の高い買い物体験を顧客に提供できるメリットがあります。

買い物では利便性だけではなく、楽しいと感じさせることも大切になってくるため、楽しさと利便性を兼ね備えたXRコマースは新しいショッピング体験を提供できるソリューションになりそうです。

記事: 永峯太陽

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