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VR向け3Dモデル製作サービス紹介

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VRコンテンツの作成方法は大きく分けて2つあります。

一つ目は360°映像を活用するタイプ。

二つ目は3Dデータを活用するタイプです。

参考記事:https://xrbizmag.com/archives/608

今回は後者の3DCADや3DCGといった3Dデータを用いたコンテンツを作成する場合に必要になるこれらのサービスを紹介していきたいと思います。



・3Dモデルを作成してくれるサービス

・3DCADデータからVRコンテンツを作成してくれるサービス

・VR空間上でモデリングできるサービス



そもそも3DCADと3DCGの違いは何でしょうか。

大きな違いとして用途の違いがあります。

3DCADは主に製図や機械設計など工業系のための3Dデータである一方、3DCGはゲームや映像などのデザイン系に用いられるデータです。



3Dモデルを作成してくれるサービス



MODELY

MODELYは3Dデータ作成サービスです。様々な用途に向けての3Dモデルの作成が可能で、VR用の3Dモデルの作成も行っています。

写真やイラスト、図面など様々なデータに対応しており、3Dモデルに関する知識がなくてもサービスを利用できます。

また、レンダリングや複雑なテクスチャー表現にも対応しているため、幅広いイメージに対応した3Dモデルの作成が可能になっています。

簡単なデータであれば、30,000円から、最短3日の納期期間での製作ができます。

MODELY:https://3d-modely.com/



3DCADデータからVRコンテンツを作成してくれるサービス



また、建築会社や機器製作メーカーなど、すでに活用できる3DCADデータを所有している企業も多いと思われます。こうしたデータをVRコンテンツで利用できるデータに変換してくれるサービスを紹介します。



CAPA

CAPAはECサイト構築、スマホアプリ開発、WEBシステム開発、CADに関する開発など様々な開発業務を行っており、そのノウハウを生かし、CADデータをVR空間上で確認・操作できるデータに変換するサービスを提供しています。

開発のみではなく、提案、運用まで対応することで柔軟なコンテンツ開発を可能にしています。


CAPA:https://www.capa.co.jp/cadsolution-2



Autodesk LIVE

CADソフトウェアなどを開発している株式会社Autodeskは、同社が提供しているソフトウェアによって作成されたBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)データをVR空間内で使用できる3Dモデルに変換できるクラウドサービス「Autodesk LIVE」を提供しています。

これを用いることで、VR空間上で建築物の緻密なシュミレーションが可能になります。

変換されたデータは「LIVE Editor」を開き、デザインの検討・編集が可能です。その他、視点の位置やレンダリングスタイル、時刻の設定などができます。

こうして生成されたコンテンツは「LIVE Viewer」を通じて操作・閲覧が可能で、VR上、PC、iPadなどで確認できます。

30日間の無料体験版があり、正規版は454,680円/年で利用できます。

Autodesk LIVE : https://www.autodesk.co.jp/products/revit-live/overview



Twinmotion

Twinmotinは、建築、建設、都市計画、造園の専門家向けに、高品質な画像、パノラマ画像、動画を作成することが可能なソフトウェアです。

紹介動画

Autodesk社が開発している建築系に特化した3DCAD作成ソフトウェア「Revit」や、RAPHISOFT社が開発している「ARCHICAD」によって作成されたBIMデータを直接取り込むことが可能で、自動的にTwinmotionのライブラリ内のモデルに変換してくれます。

さらに、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)との互換性があり、簡単な操作で、モデルのVR体験が可能になります。

Epic Gamesへのアカウント登録で、2019年11月まで無料で利用できます。

Twinmotion:http://www.twinmotion.jp/



mixpace

mixpaceは株式会社ホロラボが開発し、SB C&S(ソフトバンクコマース&サービス)株式会社が販売を担当する形でリリースされた、3DCADデータを自動的にVR/AR用に最適化するソフトウェアです。

ユーザーは3DCADデータをアップロードするだけで自動的に最適化処理が行われ、それらをダウンロードするとVR/ARデバイスで3Dモデルを確認することができます。

mixpace:https://biz.cas.softbank.jp/industry/construction/ar_cad_cloud/



VR空間上でモデリングできるサービス



Blocks

これまで、VRコンテンツ用のモデル製作は、2Dのスクリーン上で行われていましたが、操作が複雑で、多くのノウハウを必要としてきました。

GoogleはPCVRヘッドセットであるOculus Rift、HTC VIVEを対象に「Blocks」というVR空間上で低ポリゴンの3Dモデルを作成できるツールを提供しています。

Blocks 紹介動画


このように低ポリゴンではありますが、かなり直感的に3Dモデルが作成できる仕組みになっています。


また作成した3DモデルはOBJデータとしてエクスポートすることが可能で、VRやAR開発に簡単に組み込むことができます。


実際に会議などでVR空間上で3Dモデルを共有しながらなどといったプロフェッショナルなどの場面に使用するような高いクオリティのオブジェクトの製作は難しいですが、イメージを膨らますためなど、初歩的な用途での活用方法は考えられるかもしれません。


今後こうした、VR空間上で直感的に3Dモデルを製作できるツールが増え、今後開発環境がより容易かつスピーディーになることを期待したいです。

Blocks : https://vr.google.com/blocks/



まとめ



今回はVRコンテンツの3Dモデルに焦点を当て、3Dモデルを作成してくれるサービス3DCADデータからVRコンテンツを作成してくれるサービスVR空間上でモデリングが可能なサービスまで、様々なサービスを紹介してきました。

エンタープライズVR/ARが普及するにつれて、こうしたサービスの需要も高まり、まさに今必要とされている方もいるのではないでしょうか。ぜひ今回の記事を参考にしていただけると嬉しいです。

また、VR空間上でモデリングできるサービスが登場し始めていますが、今後、設計や組み立ての段階からVR空間上で可能になると、より低コストかつ迅速な製品開発が可能になりそうですね。



記事:中町諒佑

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